インフルエンザ 治療薬のこと

古森病院@福岡市博多区 です。


昨日に引き続き、インフルエンザの話です。
インフルエンザには治療薬が現在4種類あります。以下 商品名です。

タミフル中外製薬)  内服薬
薬価(薬代のみ 以下同じ)成人用法用量で 3091円 自己負担額は保険証通り(最大3割)
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/450045_6250021M1027_1_24G.pdf

リレンザ(グラクソ スミスクライン) 吸入薬
成人(小児も一緒)用法用量で 3374円 自己負担額は保険証通りhttp://glaxosmithkline.co.jp/healthcare/medicine/relenza/

イナビル(第一三共製薬)吸入薬
成人用法用量で 4161円 自己負担額は 以下略
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/GUI/430574_6250703G1022_1_06G.pdf

ラピアクタ(塩野義製薬)点滴
成人用法用量で 5634円 自己負担額は 以下略
http://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00060652

以前 アマンタジンというパーキンソン病に使われる薬を使用していた
ことがありました。(新型インフルエンザの時もタミフルが足りない時に
治療候補訳として考慮されていました)ただアマンタジンはA型インフルエンザにしか
効果がないことや、アマンタジンに耐性のウイルス(薬が効かないウイルスのこと)が
かなり出たこともあり、今ではほとんど使われないことが多いです。

どの薬を選んでも効果はあまり変わらないということですが、
筆者は個人的にはタミフルを処方しています。
内服なので確実に薬が体内に入る事、薬価が安いこともありますが
生き物相手の薬は(抗生物質もそうですが)いろいろな種類を使うと ウイルスや細菌は耐性といって薬がきかない方に変異していきます。子孫を残さないといけないのは生き物の
宿命なので当たり前なのですが、生き物にはそういう性質があるので、本当に必要なとき、
例えばタミフルが耐性がついて効果がなくなったインフルエンザの発生の際などに イナビルやラピアクタを使えばよいと思っているからです。
もっとも当院はラピアクタ以外の薬はありますので、イナビル希望される方には処方しています。あと、10代はタミフルを出しづらい環境なので(厚労省方針)
そういう時はリレンザやイナビルを処方することになりますが、患者さん側の
諸般の事情でご説明の上、タミフルを処方することもあります。

また解熱剤だけで 自力で治すという方も ご希望に沿っています。
基礎疾患のない、お元気な方の場合ですが。。。

海外では寝て治す病気です。飲んだ場合に比べ 1日治るのが遅れます。
(日本もかつてタミフルが発売されるまではそういう方針でした)

以上、古森病院でした。